やったつもりの夫。「ゴミ捨て」を家事としてやらせるための方法

奥様向け
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勘違い夫を矯正しよう

会社などで「自称カジメン」を目撃したことはありませんか?

周りの社員に家事をしていることをアピールする男性。

でも、話を聞いてみると、中身はスカスカ。

9割奥様がやって、旦那はいいとこどり。

なんてこともしばしば。


そんな残念な男性と結婚してしまった奥様。

今回はそんな男を変える方法を考えてみたいと思います。

まずはアピール男がよく持ち出す「ゴミ捨て」をお手伝いレベルから家事レベルまで引き上げましょう!


ゴミ捨てに関しての情報を集める

まず、ネットでも書籍でも良いので、情報を集めましょう。

われわれ男は奥様に「口」で言われると、なぜか素直に聞き入れられないのです

おそらくは「俺のほうが上だ」というマウント意識、プライドが邪魔をするのでしょう。

そこで、なるべく客観的な資料を用意します。

大いにこしたことはありませんが、10個ほど調べれば十分でしょう。

夫を強く批判、非難しているような過激な内容の物はこじれの原因になるので、内容は吟味しましょう。

夫を教育する

さあ、準備した資料をもって夫と話をしましょう。

この時のポイントとしては、夫に、自分はヤバい」、「ダメな夫だと気付いてもらうことです。

自覚していないものを変えることは不可能です。

この気付きがない場合は、資料を変えたり、アプローチの仕方を変えたほうが良いです。

改まって話を切り出すと警戒されるので、世間話などから自然に切り込んでみましょう。

最初は「褒める」ことから始めてください。男はプライドの高い生き物です。たとえゴミをゴミ捨て場に持っていっているだけでも、まずは感謝を伝えてみてください。
いきなり不満をぶつけてしまうと、相手もなんかしらの不満で相殺してくる恐れがあります。ご注意ください。

以下シミュレーションをしてみます。

あー今日もご飯おいしかった。ごちそうさま。

いえいえ。あ、そういえば、明日燃えるゴミの日だね。

おっ、そうだ。

じゃあ、いつものように俺が仕事いくついでに捨てておくな。

いつもありがとう

ほんと助かってるんだけど、最近、こんなの見ちゃったんだ。

ん?

「家事する夫はかっこいい。デキル男の家事。ゴミ捨て編」

(ごくり。)

なにこれ、ゴミ捨てってこんなにやることあるの?

うん。

知らなかった!

大変じゃん!

え?

もしかして、いままでずっと黙ってたの?

うん。

言ってよー!

俺、ゴミ捨てしてるぜって会社で言っちゃってるし、絶対笑われてるじゃん。

ごめんなさい。あなたがいつもゴミ出しするの張り切ってくれてたから、なんか悪いかなって思って。

もう、夫婦なんだし、遠慮はなしで気になったこと言いあっていこう!

さっそく明日から俺がやるぞー!

とまあ、トントン拍子に話が進めばよいのですが、今の世の中には様々なタイプの男性がいます。

中には自分が正しい。自分が絶対。モラルは俺だ!という危険なマインドを持っていることも。

このタイプの人は気付きがありません。自分を疑うこともしません。

だから、変えようがありません

もし夫がこのようなモラハラタイプの男性であれば、何を言っても無駄かもしれません。

DV、モラハラは一朝一夕で治るものではないのです。

救いがあるとすれば、夫がモラハラ、DVをしてしまっているという自覚がある場合。

自覚があれば、治すことは可能です。

その場合も、あなたが口で言うのではなく、資料を用意して、客観的に話を進めてみましょう。


夫を教育するときに重要なこと。

そもそも、家事育児を「手伝う」と言っている夫は危険です。

手伝う」とはなんとも他人事ではないですか?

本来、家事も育児も自分のことです。

夫婦の家夫婦の子供

なのに家事や育児は嫁の仕事

この考え方だと、変われません

夫を教育する上では、

「自分がやるんだ!」

という主体性を持たせることが重要です。

それはどうすればよいか。


わたしの経験談になりますが、家庭が歪むほどの衝撃を夫に与えること

具体的には妻が家出をしました。そして子供が幼稚園に行かないと泣きわめきました。

わたしは妻が家を出たくなるまで家事育児を押し付けてしまい、子供が幼稚園に行かないと泣きわめいてしまうまで寂しい思いをさせてしまっていたのです。

それまでは会社に勤めていて、朝早くから夜遅くまで働いていました。

会社からは売上数字のプレッシャー。家に帰れば家事育児を押し付けられている妻からの不平不満。

それで、「俺はこんなに頑張っているんだ。なんで家事育児までしなきゃならないんだ!」と自分を正当化していました。

わたしは妻が出ていくまで、妻の苦労を気にかけたことがありませんでした

家事育児は妻がやって当たり前

そう勘違いしていたのでしょう。

ですから、妻が家出をしたときは衝撃的でした。

子供たちと泣きながら、妻に帰ってきてほしいと訴えました。

そのときようやく、妻が背負っていた重荷が家事、育児だということに気付かされたのです。


男がみんなそうだというわけではありません。

ただ、わたしは過去の自分の行いを反省していますし、同じような愚かな過ちは起きてほしくないと願っております

妻は自殺も考えたと言っていました。

命がけで家事育児をしているということを愚かな男にわからせるのは、至難の業です。

人間、経験したことのない苦しみは想像しにくいのです。

あなたがどれだけ口で旦那さんに苦労を訴えても、おそらく伝わっていないと思います。

ただうるさいだけだと思われているかもしれません。


家出をしてください。ということではありません。

あなたの家庭に合った方法で、夫の思考に強い衝撃を与えてください

そうしなければ、男から主体性は生まれてきません


習慣にさせる

夫を教育できたら、次は習慣化です。

俺がやるやる詐欺の男は多いので、一度だけでなく、継続できるように努めます。

物事の習慣化には数か月ほどかかると言われているので、根気よく進めましょう。

幸い多くの自治体で一週間の半分ほどは何らかのゴミ捨て日に指定されていると思います。

行動するチャンスが多いのです。

それを夫に覚えてもらい、自分でやってもらいましょう。

奥様が手や口を出すと、せっかくのやる気が急になくなってしまうことがあります

そこで、習慣化するまではスマホのアラームをゴミ捨て日の朝にセットしておき、

あれ?なんのアラームだっけ?

あっ、今日プラゴミの日だ!

とゴミ出しの日だと思い出してもらう起爆剤程度にしておきましょう。


男は「やらされる事」は嫌がるし忘れがちですが、「頼られること」は前向きにできます。

結局はプライドや自分を認めてほしいという欲求が満たされるかどうかなのですよね。


今回はゴミ捨てに関してでしたが、同じ手順で他の家事、育児にも応用できます。


  1. 情報収集、資料集めをする
  2. 教育する
  3. 習慣化させる


一度成功すれば、他の分野はスムーズにできるかもしれません。

最初が肝心です。



単純なわれわれ男をどうかこれからもよろしくお願いします。

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