主夫になりたい!主夫になるためにしておくこと

主夫
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こんにちは。

主夫な大仏です。


いま、あなたは主夫になりたい!と思ってこの記事を読んで頂いていることと思います。

主夫にはなりたいけど、どうすればいいの?

そんなお悩みを解決するために、私が実際に主夫になる前に行ったことや、これはやっておいたほうが良かったな。という失敗談をご紹介します。

一番大事なのはパートナーの理解です。

それと、現実的なお金の話。

親族の説得。

この記事を読めば漠然とした主夫になりたい!という気持ちが主夫になろう!に変われるかもしれません。

失敗しないためにも、こちらの記事もご一読ください。

主夫になるためにしておくこと

パートナーとの話し合い

必須です。

あなた独りで「今日から俺は主夫になる!」なんて決められる問題ではありません。

パートナーである奥様が納得の上で、主夫は成り立つのです。

話をするときには、自分の想いをしっかりと伝えましょう。

  • 主夫になりたい理由
  • 主夫になった時のメリット、デメリット
  • 主夫になってからの資金のやりくり
  • 子供のこと
  • 将来のこと

考えるべきことはたくさんあります。

浅い考えで奥様に相談しても、不安にさせてしまうだけです。

例えば、私の場合は子供のことが大きな理由でした。

夫婦共働きで子供たちは7時から18時半までこども園(幼保連携型認定こども園)に預けっぱなし。

全園児の中で最も預かり時間が長く、寂しい思いをさせてしまっていました。

当初はそれでも休みの日に愛情を注げば大丈夫、と親の都合で決めつけてしまっていました。

それが、ある日突然息子の口から本音を聞けたのです。

「もう遅いのいやだ。みんなと一緒に帰りたい。こども園行きたくない!」

息子は激しく泣き、しばらく塞ぎ込んでしまいました。

その時、どちらかが働き方を変えなければ、子供たちが壊れてしまう。

そう思い、妻との話し合いの結果、私が主夫になったのです。

各家庭それぞれに事情は違います。

ですから、

何のために主夫になるのか

を今一度見つめ直してみてください。


お金の管理

現実的なお金のことは夫婦で確認しておきましょう。

まずは、現在、毎月の生活費はいくらかかっているのか。

各種保険代、住宅ローン、スマホやPCの通信費、水道光熱費、習い事など。

それと1年間にかかる費用の計算(固定資産税、自動車税、車検代、NHK受信料など)

貯金の目標額。(子供が18歳までに1000万円など)

そして、収入。

主夫といっても専業主夫か兼業主夫かで収入は大きく変わってきます。

二人でお金の計算をしてみて、専業でいくか、兼業にするかは判断しましょう。

お金の問題は夫婦喧嘩の火種です。

しっかりとお互いが納得していないと、不満が募ってしまいます。

よくよく話し合ってみてくださいね。


両家の親の説得

基本的には夫婦が納得していれば良いのですが、やはり両家の親に反対されていると良い思いはしません。

私の親は当時60歳を超えたくらいでしたが、やはり、

「なんでお前が家に入るんだ」

と怪訝な顔をされました。

親へは主夫になってから報告したので、それもまずかったかなと思っています。

事前に話をしておけばへそを曲げられることもなかったかもしれません。

いや、どちらにせよ反対はされたかな。

いずれにせよ、きちんと理由を説明し、夫婦がしっかりと納得して決めたことだと説得を続け、今ではなんとか受け入れてくれています。

反対されそうだからと逃げてしまいたいところですが、そこはあなたの親です。奥様の親です。

真剣に話をすれば想いは伝わります

そこで自分自身に迷いや違和感を感じたら、もしかしたら主夫にならないほうがいいのかもしれません。

親とは、そういうものです。


料理の練習

主夫と言えば料理。

家族の健康管理も主夫の大事な仕事です。

ですが、まったく料理をしたことがないのに、主夫になったから急に料理ができるようにはなりません。

たとえば、

みりんって何に使いますか?

お酒って何に使いますか?

短冊切りできますか?

アルミホイルをレンジでチンするとどうなりますか?


全部わかりますか?

私は恥ずかしながら、わかりませんでした。

料理は日々の積み重ねで少しずつ上手になっていきますが、本気で主夫になりたいのであれば、今から料理をしてみましょう。


みりんを使うと甘みやコクがでて煮物がおいしくなります。

お酒を入れて白米を炊くとふっくら仕上がります。

短冊切りは漬物にいいですね。

アルミホイルをレンジでチンすると火花が散り、危ないです。


料理の世界は深く、面白いものです。

朗報として、今はレシピ検索サービスが多くありますので、目についた食材で検索をすれば料理がずらりと並びます。

そこから、必要な材料をそろえ、レシピ通りにやればなんとか食べられるものが作れます。

そうして一品、また一品とレパートリーを増やし、家族に喜んでもらいましょう。

家族の「おいしい」や「おかわり!」が聞けた日の嬉しさと言ったらもう、最高です。



家事をしてみる

主夫と言えば家事。

家事とは総称で、細かく分ければ掃除、洗濯、洗い物、ゴミ出し、子供の世話などなど。

今では「名もなき家事」という、例えばトイレットペーパーの交換、脱ぎっぱなしの衣類を洗濯カゴに入れる、詰め替え洗剤の詰め替え作業など、細かいけど誰かがやらなきゃいけない家事も表面化されてきました。

私がそうでしたが、自分が家事をしているつもりでも、実はまだお手伝いレベルで、結局妻に負担をかけているだけだった、ということがいくつもありました。

例えば、

  • ゴミ捨ての日にゴミ捨て場にゴミを出す→誰がゴミをまとめた?
  • 洗濯物を干す→誰が洗濯した?干し方が雑でシワになっている。誰が取り込む?
  • 掃除機をかける→なぜたまったゴミを捨てない!
  • お風呂に湯を入れる→誰が掃除した?
  • 皿洗い→誰が食器棚に仕舞う?
  • 片付け→いつもと違う場所に戻すな!

などなど。

自分は良かれと思ってやっていたのですが、どれも中途半端で、だったら手を出さないでほしいとまで言われました。

家事としてやるからには最初から最後までやってみてください。

主夫はこれが毎日です。

休みはありません。

主夫になってから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように事前にやってみましょう。


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主夫についての理解

主夫はあなたの中でどんなイメージでしょうか?

おそらくいいイメージを持っているから、主夫になりたいのですよね?

そんなあなたに先にお伝えしておきたい。

世間一般から見た主夫のイメージって、実はまだまだ悪いんです

私がこの記事を書いている時点で30代。

友人に「おれ主夫やってるんだ」というと、驚かれます。

そしてなぜか同情されます。

一般的には、男って、

  • 外で働くべき
  • 出世するべき
  • 家族を養うべき

など、固着しているイメージがあります。

主夫を選択しようとしているあなたはきっと柔軟な考えの持ち主なのだと思います。

ですが、世間はそうではありません。

私がこども園で「主夫をしている」と言うと、保育士さんやママさんから珍しがられ、もてはやされます。

もてはやされていいなあ、なんて思わないでくださいね。

子供が何か問題を起こした時には、「あの家は変わってるから」なんて陰口を叩かれたりします。

園児60名ほどのこども園ですが、 私が知る限り、主夫をしているのは私1人だけです。

今の時点では主夫はまだまだ珍しいのです。

ですが、全国の主夫の人口は年々増えています。

女性の社会進出が浸透してきたことが大きな要因です。

誰しも身近なところにその対象がいると馴染みが生まれるものです。

数十年後、いや、数年後には「主夫」も当たり前の存在になっているかもしれません。


在宅ワーク(リモートワーク、テレワーク)探し

専業主夫の方は考えなくてもいいかもしれませんが、兼業主夫になりたい方はその働き方を考えておいたほうが良いです。

ご存知の方も多いと思いますが、子供ってすごく体調を崩しやすいのです。

うちの子供は毎月どこかで休みます。

こども園早退も多いです。

2人いるのでその回数は2倍。

まともに共働きで夫婦ともに正社員なんて成り立つはずがないですよね。

私が主夫になるのを決めた理由の一つでもあります。

以前勤めていた会社は「社員の子育て応援企業」なんていう行政の取り組みに参加していたくせに、実際に子供のために早退、休みを繰り返していたところ、

正社員じゃ雇い続けられない。パートになれ。

と通告されました。

企業にとってはこちらの事情などお構いなし。

よく見せているのは上辺だけなのです。

現在はそうではない、ちゃんと子育てを応援してくれている企業もあるかもしれません。

ですが、兼業主夫としてやっていくつもりでしたら、

  • 在宅ワーク

を探すのが無難かと思います。

在宅ワークであれば、具合の悪いお子様を寝かしながら仕事ができます。

時間の融通が利くので、奥様が帰宅されてから仕事をすることも可能です。

在宅ワークの主な職種は、

  • webライター
  • デザイナー
  • ウェブサイト作成
  • 商品モニター
  • データ入力

などの、IT系が多いです。

PCに慣れ親しんだ世代であれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

実際に主夫になる前に、どんな仕事があるか調べておくとよりイメージしやすくなります。

そうは言っても、不安だなぁ

ということであれば、アルバイトやパートを探すことになると思います。

必ず確認しておきたいのが、急な早退、休みが許容されるかどうかです。

なるべくスタッフの人数が多い職場がおすすめです。

なぜなら、少人数やましてはあなた1人だけだと、休むに休めないからです。

今までは自分のやりたいことを優先して仕事を探してきたかもしれませんが、主夫として生きていきたいのであれば、妥協しましょう。

あくまでも主夫の仕事は家族のサポートです。

すべての行動は家族のため

そう思えて、なおかつ仕事にもなる。

そんな素晴らしい仕事があったらいいですね。


ちなみに、私はサラリーマン時代に資格を取って、いまは行政書士をやっています。

1人事務所なので休めない、子供の体調変化にすぐに対応できない。

以上から兼業主夫としてはまったくおすすめできません。

ですがお客さんの都合さえつけば会社勤めよりは柔軟に対応ができます。

過去に取った資格を持て余している方であれば、その資格を使った在宅ワーク、短時間業務ができるかもしれませんね。

いま一度自分の持っているスキルを見直してみると面白いかもしれません。


おわりに

いかがだったでしょうか?

主夫になるための大切なこと、伝わったでしょうか。

色々書いておいてなんですが、結論は

奥様とあなたが納得した形

がすべてです。

主夫になりたいと言ったあなたを、奥様がどう判断するか。

それに対してあなたがどう行動するか。

主夫になりたいからなった人もいれば、やむなく主夫になった人もいます。

私は後者です。

別に主夫にならなくても、家事分担できるのであればそれでいいのです。

外の目を気にせず、奥様やお子様だけを見ていてください。

その大切なご家族を幸せにするために、あなたがやるべきことは何か

家族のために

という本質を、いつでも忘れずに行動なさってください。

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