主夫になって気付いた、家事、育児の大変さとは

主夫
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こんにちは。

主夫な大仏です。


前回は私が主夫になったきっかけについてお話しました。

こちらです↓


今回は、主夫になり、自分でやってみたところ、家事育児の本当の大変さはこういうことなのか!

と色々気付くところがありましたので、記事にしてみました。

男性が「なにか手伝おうか?」

と言って家事育児を手伝い、

(なんだ、そんなに大変じゃないじゃないか)


と舐めた感想を抱くのにも理由がありました。

その理由とは、自分のペースで出来るかどうか、です。




お手伝いとしての家事、育児


まず、妻が専業主婦時代に、私がお手伝いをしたときの感想です。

自分の手が空いた時に、妻に聞きます。

「なにか手伝うことある?」

すると妻は、「洗濯機回して」とか、「子ども抱っこしてて」などと指示をくれるので、言われたとおりにします。

まったく苦になりません。


そして自分は、

「ああ、俺って家事も育児もしてるいい旦那だな」

などというクソな優越感を抱いていたのです。

私は平日の朝早くから夜遅くまで仕事に出ていたので、ほとんど家事育児に手を出しませんでした。

なので、お手伝いをするのですら、ほぼ週2日。

それも自分のやりたいこと優先で、手が空いた時にしか手伝おうともしない。

今思うと恥ずかしい限りです。

これは前提として、

私の役目は仕事。

妻の役目は家事育児。


と無意識に役割を決めてしまっていたことにあります。

自分の役目じゃないんだから、手伝ってもらえるだけでも十分でしょ。


そんな見当違いな考えをしていました。


自分から積極的にやろうとしなかったですし、下手に手を出すと逆に怒られるので、このような形になってしまっていました。


家事や育児には人それぞれのやり方があります。


私はそれをちゃんと確認せずに、適当にやってしまうことが多々あったので、妻からの信頼は地に落ちていました。

だから、妻はもう私に期待していませんでしたし、私は上記の勘違いした前提があったので、余計に家事育児をしたいとも思いませんでした。

そして、私は傍から妻を眺めながら、家事育児がなぜそんなに大変そうなのか、理解できずにいたのです。

主夫としての家事、育児


前述の通り、私はろくに家事も育児もしたことがないまま、主夫になりました。


最初から最後まで家事、育児をやり遂げたことがなかったので、その大変さは衝撃でした。


まず、終わりがないという点。


食器洗いは食器を洗ったら終わり。

ではないですよね?


乾燥させて、水滴をふき取ってから、食器棚に戻す。


洗濯も同じ。

洗濯機で洗い終わったら、干します。

乾いたら、畳んでしまいます。


そしてそのころにはもう次の食器や服が汚れています。


独り暮らしのときはそんなに大変ではありませんでした。

食器も、服も、圧倒的に量が少ない。


けれども、家族の分となると違います。


例えば、やっと洗濯を干し終えたと思ったら、子どもがお漏らし。


当初はすごく怒ってしまいました。


やっと洗濯を終えたのに、また洗わなきゃいけないじゃないか!と。

そんなの、洗えばいいだけなのですが、これが妙に癪に障るのです。

考えてみれば、これは、自分の思い通りにいかなかったことに対するいら立ちなのです。

子どもがお漏らしをするのは悪いことじゃありません。

自分の心に余裕がないから、子どもに八つ当たりをしただけの、最低の行為です。


料理なんて最悪です。

こちら↓


でも1位にしていますが、メニューを考えるのが本当に苦痛です。


・幼い子供がいるから辛い料理はNG。

・ほとんどの野菜食べない。

・キノコ食べない。

・嫌いな食材が料理に入っているとそのメニュー一切手を付けない。

・ゼリーしか食べない。


もう何度心を折られたかわかりません。

ミキサーにかけても、においでバレると食べません。

栄養が偏りすぎて心配ですが、なぜかこども園の給食だとなんでも残さず食べれるという不思議。

というかこども園の給食に嫉妬。


選べるメニューが日々少なくなっていき、じり貧です。


クソ夫時代には、よく妻の作った料理にケチをつけていましたが、あれほど腹の立つことはないだろうと猛省しております。

何が大変なのか?


お手伝いの家事育児と、主夫の家事育児。

この両者の違いはなんでしょうか?


いくつかキーワードがあると思います。


お手伝いの場合は、

・手が空いた時

・指示通り

・単発

・自分のペース

・優越感


主夫の場合は、

・常に

・最初から最後まで

・終わりがない

・自分で考える

・思い通りにならない

・孤独

・虚無感

・閉塞感


などなど。

私の場合ですが、家事育児の大変さは肉体的なものよりも、精神的な大変さのほうが勝っています。

特に、

思い通りにならない


という点でしょうか。

仕事であればある程度目測をつけてできます。


ところが、家事育児(特に子どもがいるとき)は自分のペースでは絶対にさせてくれません。

ですから、子どもたちがこども園に行っている間に家事を終わらせようと思っても、時間が足りない。

子どもたちが帰ってきたらペースが乱れ、何も手につかない。

子どもたちのために主夫になったはずなのに、気付けば子どもたちにイライラ。

人によるとは思いますが、やるべきことが残っているときに子どもから遊ぼうやこっちきてと引っ張られるのは、苦痛です。

だから、つい怒ってしまいます。

子どもたちは何も悪いことをしていません。

なぜ怒られたのかわからず、子どもたちは泣いてしまいます。

慌てて「ごめん」と抱き寄せます。

このとき、すごく後悔します。

そして、自己嫌悪に陥ります。

罪のない子どもに怒鳴り散らかして、俺は父親失格だ。

最低の父親だ。

自己嫌悪に陥ると、家事にも身が入らず、気付けばうつっぽくなってしまいます。

幸い、妻が同じ経験をしているので、そういう時は助けてくれますが、こういった精神的なダメージは中々克服できません。

子どもの心にも傷をつけてしまうし、最悪の状況です。




まとめ


今回は家事、育児の大変さを主夫の目線でお届けしました。


私は違いますが、完璧主義の方や潔癖症の方のストレスは更に深刻でしょう。


世の男性には全く伝わっていない家事育児の大変さ。

是非とも男性の方々にはこの大変さを味わって頂きたいです。


ただ苦しんでほしい、というわけではありません。

人間は経験したことのないことは想像しにくいのです。


あなたの奥さんの辛さ、わかってあげられていますか?


きっと、あなたが思っているよりもずっと、辛いはずです。


私はそうでした。


妻の苦しみを、全く理解できていなかった。


なぜ妻が産後うつになり、育児ノイローゼになったのか、何がそこまで妻を追い詰めていたのかが分かりませんでした。

なのに、わかったような顔をして、たまにお手伝いをして、俺はいい夫だと謎の優越感に浸っていたのです。


あなたは、奥様にきちんと向き合えていますか?


目を見て話しをしていますか?


どうかあなたのご家族が幸せになるよう、願っております。

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