こんにちは。
主夫な大仏です。
あなたは「主夫になりたい!」と思ってこの記事を開いて頂いていることと思います。
あなたは主夫に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?
楽そう?暇そう?自由そう?ストレスなさそう?
私もそうでしたが、主夫というものに対しての認識で、勘違いをしている部分が多くありました。
そこで、私が思う、
「主夫になりたい!」人に贈る勘違いしてほしくないこと9項目
をお伝えしたいと思います。
主夫にまつわる勘違い

主夫は楽
仕事が辛い。
もう働きたくない。
家に入りたい。
そんな発想で主夫になりたいと思った場合は危険です。
この考え方だと、
主夫=楽
という前提があるので、仕事を辞めて家に入りたいという結論に至るのです。
はっきり言って、主夫は楽じゃない。
主夫はつらい!
その理由として、
- 社会からの隔離
- パートナーからのプレッシャー
- やるべきことに終わりがない
- 世間からの冷ややかな視線
- 自由がない
- ルーティン作業
などなど。
実はストレスがいっぱいです。
あなたがイメージしている主夫像はどんなものでしょうか?
昔のマンガにあるような、寝っ転がってテレビ見ながらせんべいをほおばる姿でしょうか?
子供がいない、賃貸のワンルームでしたらそれも可能かもしれません。
ですが、幼い子供がいたらどうでしょう?
3歳未満の子なんて、ひと時も目が離せません。
園や小学校に行っても、子供たちの散らかした部屋の掃除や洗濯は終わりがありません。
家庭によって違いはありますが、
主夫=楽
だからと主夫の道を選択するのはやめておいたほうがいいと思います。
現実とのギャップにいずれ耐えられなくなってしまいます。
私のおすすめの考え方は、
主夫=貢献
です。
意味が分からないですよね。
私は、主夫の価値は貢献することにあると思っています。
誰への貢献?
それは、家族です。
家族の為に貢献したい。
家族を笑顔にしたい。
家族が暮らしやすい環境を整えたい。
そんな想いで主夫になると、とてもやりがいがあり、そして家族からも感謝してもらえます。
主夫は時間がある
先ほどの主夫は楽だと思っている人の理由の一つに「時間がある」ということが挙げられます。
これは正直自分次第です。
たとえば、子供が園や小学校に行っているとしたら、だいたい9時から15時くらいまではあなた独りになります。
その時間をすべて自分のために使えば、
主夫って時間がある!楽だな。
となるでしょう。
ですが、現実は違います。
片付け床掃除風呂掃除洗濯来客対応皿洗い買い物役場の用事アイロンかけミシン縫いゴミ分別シミ落としペットの散歩昼食作り夕食の準備などなど、
やることはたくさんあります。
これらすべてを子供たちが帰ってくるまでに終わらせることはできません。
結局、優先順位をつけてできなかったものは次の日に持ち越し。
休憩はしますが、暇を持て余すことはありません。
でも暇そうな主婦がたくさんいるじゃないかって?
それは暇なのではなく、現実逃避しているだけなのです。じつは。
現実逃避をしたくなるほど、シュフ業は過酷なのです。
主夫の再就職

一時的に主夫になって、子供の手が離れたら再就職しよう!
とお考えのあなた。
考え直しましょう。
仮にあなたが30歳だとして、子供が0歳だとします。
子供が手を離れる=独りで鍵の管理ができ、長時間のお留守番もできる。
となると、最低でも12歳くらいまでは手が離れません。
そうなると、あなたは42歳です。
まあ、12年後の就職市場がどうなっているかは予測できませんが、
12年のブランクがある40歳の男性を受け入れる企業がどれほどあるでしょうか?
正社員として?
年収400万?
かなり厳しいと思います。
もちろん、主夫のスキルが活かせる仕事もあります。
家事代行サービスなどです。
ですが、10年後そういったサービスがどうなっているのかはわかりません。
安直に再就職に希望をもたないでください。
では、どうすれば良いのか?
私が思うに、その時のために勉強をしておくのです。
資格を取るのもいいかもしれません。
在宅で仕事ができるライター、プログラマーなどのフリーランスを目指すのも良いと思います。
とにかく自分から情報を集めにいきましょう。
安定収入は妻に任せ、あなたは主夫として家族をサポートしながら家で仕事もこなす。
10年後の姿を描いてみてください。
そして、その姿に近づけるように日々の努力を惜しまないでください。

主夫のお金の管理
主夫になったら妻の稼いだ金を使いたい放題だ!
なんていうゲスい考えで主夫になりたいと思っていませんか?
表現としてはまずいですが、実際、家の財布を握るということは、上記の通りです。
ですが、自分の好き勝手には使えません。
まず、毎月必ず払わなければならない「固定費」があります。
家賃、ローン代、スマホ、保険、水道光熱費、習い事、などなど。
それらを引いたあとに、食費、生活費(ティッシュなどの消耗品)
貯金。
で、やっと自由に使えるお金が残ります。
あなたの奥様がどれほどお稼ぎか分かりませんが、
私の場合、自分の好きに使えるお金はせいぜい1万円ほどです。
サラリーマン時代のほうがお小遣いたくさんもらっていました。
自分で家計をやりくりしてみると、足りないんです。
ほんとにもう、カツカツ。
たとえば奥様が医師ですとか、弁護士などの超高年収のご家庭であれば私の話は読み飛ばしてください。
ですが、奥様の年収が600万円もいかないようなケースであれば、
好き放題金が使える
という幻想は捨てましょう。
主夫の子育て
主夫になったら大好きな子供とずっと一緒だ!
良いパパするぞー!
という理由で主夫になったのは私です。
ですが、これも勘違いでした。
サラリーマン時代は朝早く、帰宅は子供が寝るころ。
ほとんど子供たちとの触れ合いがなかったので、土日に子供たちと遊ぶのが楽しみでなりませんでした。
そんな感覚で主夫になったものですから、全力で子供たちと向き合いますよね。
すると、あんなに大好きだった子供たちのことがうっとおしいと思うようになってしまったのです。
料理を作ろうにも、こっちきて遊ぼう、あれやって、これやって。
まったく作業が進みません。
洗濯物を干すときも同じ。
私はなぜこんなにも子供たちにイライラしてしまうのか、自分でも不思議でした。
ですが、妻は答えを知っていました。
自分のやりたいことが、やりたい時にできない。
これです。
人間だれしも、無意識のうちに物事を順序だてて、その順番にこなそうとします。
料理なら、洗って、切って、茹でて、湯を切って、盛り付け。のように。
その切ってから茹でるの間に邪魔をされる。
また茹でてから湯を切るまでに邪魔をされる。
この「茹で」のときには時間が大事ですよね。
茹ですぎるとふにゃふにゃになってしまいます。
そういうことも計算のうちに入っているので、茹で上がりの時間に湯を切れないことにイラ立ってしまうのです。
これは自分としてはとてもショックでした。
大好きな子供たちと幸せな時間をたくさん過ごしたい。
そう思って主夫になったのに、気付けばイライラして怒鳴ってしまっている。
今はそういうものだと自分を言い聞かせ、自分の予定に余白を多く持たせるようにしています。
子供に邪魔されるのは計算済み。
こうしておけば、多少はイラ立ちも減り、子供たちと向き合えるようになりました。
あとは、家事に完璧を求めないこと。
料理の話なら、別に野菜が茹ですぎてふにゃふにゃになってもいいじゃないか。
かたすぎる茹で卵もおいしいよ。と思うようにしました。
レシピ通りの完璧な料理をつくることは不可能です。
子供はスピード勝負のチャーハンを炒めている時にお漏らしします。
洗濯物を干すのだって、べつに一時間かかったっていいじゃないか。
そうやって、ひとつひとつの家事にもゆとりを持たせるのです。
あなたの心にゆとりがあれば、また子供たちを純粋に愛おしいと思えるようになっていきます。
主夫の趣味
主夫になったら趣味の釣りに行きたい放題だ!
というように趣味に割ける時間が増えると思っていませんか?
現状の勤め先がブラック企業で毎日サービス残業ばかりということでしたら、趣味に割ける時間は増えるでしょう。
ですが、時間が思ったよりなくて、自由に使えるお金もない。
そうなると、趣味ばかりしてはいられなくなりますよね。
それこそ奥様のひんしゅくを買い、不仲になってしまいます。
趣味をするなら、やるべきことはやってからにしましょう。
主夫の食事

主夫になったら好きなものばっかり作って食べるぞー!
とお考えのあなた。
惜しい!
確かに、料理を作るのはあなたですから、自分の思う通りの料理を作ることができます。
ですが、忘れないでいてほしいのは、その料理を食べる人がいるということです。
たとえば、あなたが激辛メニューが大好きだとします。
でも、それって小さなお子様は食べられないですよね。
じゃあどうするか。
お子様向けの料理を別に作ることになります。
奥様と食の好みが違うところもあるかと思います。
ニンニク嫌いな奥様に、あなたが好きだからと言ってニンニク料理ばかり出していたら嫌がらせとしか思われませんよね。
このように、100%自分の食べたいものだけを作れるわけではありません。
主夫の仕事には家族の健康管理も含まれます。
家族全員の好き嫌いを把握し、栄養バランスを考えて毎日の献立を考えるのです。
主夫の営み
主夫になったら体力にも余裕があるし、毎晩妻と営みができるぞ!
とお考えのあなた。
過剰な期待は持たないほうが良いです。
たしかに、あなたが主夫になることによって奥様の負担は軽減します。
ですが、奥様のストレス、疲労がなくなるわけではありません。
家の事をあなたに任せられるようになった結果、仕事に精を出し、帰宅時にはくたくた。
ママを待ちわびていたお子様たちからの波状攻撃。
そこにあなたがへらへらとしながら

今夜いいだろ?
なんて言われたらどうですか?

ごめん、無理
ですよね。
でも、あなたが主夫として一生懸命に家族の為に行動をしていれば、奥様は必ず見ていてくれます。
そしてその積み重ねでいずれ奥様はあなたのことを認めてくれるようになるでしょう。
そうすれば、自然と営みの回数も増えていくはずです。
主夫はモテる
イクメン程度で持てはやされるんだから主夫ってモテるんじゃね?
とお考えのあなた。
モテません。
むしろ「ヒモ」と混同され、軽蔑すらされます。
そもそも、家事や育児は男がして当然なのですから、イクメンやらカジメンと特別扱いされていることが問題なのです。
それ自体を忌み嫌っている女性は大勢います。
というか、奥様がいらっしゃるのに、モテたいですか?
私にはその心理がわかりません。
おわりに
今回は主夫にまつわる勘違いがテーマでした。
紹介している勘違いの共通点は「自己中心的発想」です。
自分さえ良ければいい。というマインドで主夫になると家庭崩壊を引き起こします。
奥様が外で頑張って働いてくれている。
じゃあ、その間自分にできることはなにか?
夫婦はお互いを尊敬しあえるかが重要です。
奥様から見て、主夫になったあなたを尊敬できるか?
あなたは主夫としてどんな立ち振る舞いをすれば奥様に尊敬してもらえるか?
意識しましょう。
どちらか一方が楽をする、得をするような関係は長く続きません。
お互いが、お互いの為に。
子供がいるなら、家族の為に。
当たり前のことですが、子供へは無償の愛を捧げましょう。
子供から何かを期待してはいけません。
きっとあなたも、そうやって無償の愛を受けて育ってきたのですから。
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コメント
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