子どもに怒ってしまった。すぐに親がするべきこと

子育て
この記事は約5分で読めます。


こんにちは。

主夫な大仏です。


こちらで記事にしていますが、いけないとわかっていても、我慢の限界を迎え、子どもに怒ってしまうことってありますよね。

そして、冷静になった時に、泣きじゃくる子どもたちを見て、

「俺はなんてことをしてしまったんだ」

と後悔します。

怒らないために色々考えたり、実践したりもします。


でもやはり、爆発してしまうときがあるのです。


今回の記事では、そんな爆発してしまった後のことを考えます。


あなたが後悔して、感傷に浸っている間に、子どもたちは心を痛めているのです。


まず、抱きしめてあげましょう。


そして一緒に泣きましょう。



怒られた子どもの気持ち


親が怒るときはほとんどの場合、子どもは悪くありません。

ただ、

「あそぼー」

「あれやだーこれやだー」

「おかしたべたい」

など、自分の欲求を素直に訴えているだけなのです。

それを親の腹の虫の居所が悪いばかりに、

「うるさい!」

「じゃまするな!」

「がまんしろ!」

と怒鳴られてしまうのです。

ちょっと意味がわからないですよね。

子どもの立場に立つと、

「なんでおこられたの?」

と混乱してしまいます。

だから、泣くのです。

もちろん、怒鳴られればその声の大きさ、迫力に驚いて泣きます。

だから、泣くのです。

こんな理不尽なことがありますか?

子どもは親がすべてです。

親に甘えなければ生きていけない、か弱い生き物なのです。

なのに、その親に頭ごなしに否定されたら?

だから、怒られた子どもは親の望む子どもになろうとします。


うるさくない、じゃましない、がまんする子。


でもなれません。

子どもですから。

「何度同じこと言われればわかるんだよ!」


またおこられた。

パパママのいうことをきけないぼくはわるい子なんだ。

ぼくはいらない子なんだ。


そんな風に自分を否定し始めます。


とても悲しいことです。


誰にも、必要とされていない。


その悲しさは、心に深い闇を作ってしまいます。

そして、その悲しみから逃れるために、自分の殻にこもったり、他人を攻撃したりするのです。

怒られた子どもが求めているもの


怒られた子どもは悲しいのです。

そして不安なのです。

ですから、その悲しみや不安を取り除いてあげるのが一番です。

どうすればいいか?

まず、あなたの愛情を伝えてください。

具体的には、抱きしめてあげましょう。

そして、なぜ怒ってしまったかを話してあげてください。

「きみは悪くない。なのに、怒鳴ってしまってごめん。パパは仕事で失敗して、落ち込んでいるんだ。それなのに、きみに八つ当たりしてしまってごめん。パパはきみを愛しているよ」

子どもはどんなに幼くても、理解してくれます。

言葉が分からなくても、想いは伝わるのです。


でも、行動をしなければ、言葉に出さなければわかりません。


怒ってしまったあとに、子どもを放って、「冷静にならなきゃ」と自分の部屋に閉じこもってしまったらどうでしょう?

子どもはきっとこう思うはずです。

「おこってどっかにいっちゃった。ぼくをおいて、どっかにいっちゃった。ぼくはいらない子なんだ!すてられたんだ!」

子どもの心は繊細です。

そして愛情に敏感です。

あなたがクールダウンしている間に、子どもの不信感、不安は募ります。

そのあとで仲直りが出来たとしても、子どもの心の傷は癒えることがありません。

常に、あなたに捨てられないか、見放されないかと不安になり、あなたの顔色ばかりうかがうようになってしまいます。

ですから、怒ってしまったあとは、すぐに抱きしめる。行動しましょう。

そして、言葉で伝える。

これだけは、どうかしてあげてください。

怒りは子どもを壊す


子どもの学習能力は素晴らしく高いです。

親が忘れてしまっているような過去の出来事を詳細に覚えていることもあります。

なので、良い記憶と同程度に悪い記憶もはっきりと覚えています。


あなたが子どもを正そうとして叱ったこと。

それは子どもにとってプラスに働き、よい大人への階段を昇ってくれるでしょう。


しかし、あなたが自分の感情で怒ってしまったこと。

それは子どもの成長を歪めます。

なにが正解でなにが不正解なのか判別できなくなるのです。

怒りは恐ろしいです。


子どもの頭の中をぐちゃぐちゃに壊してしまいます。


世界で一番大好きなはずのパパママのことが、世界で一番嫌いになってしまうかもしれません。

人を傷つけることがいいことなのだと間違って学習してしまうかもしれません。

あなたのように学校で怒鳴り散らすようになるかもしれません。

怒りは子どもを壊すのです

親にしかできないこと


でも、怒るなと言うと今度は親がどこかで爆発してしまいます。

私たち親はどうすればいいのでしょうか?

人間、完璧な人はいません。


理不尽な怒りがどれほど子どもにとって脅威かを知ってください。

そして、そのあとにどうすればいいかを知ってください。


完璧である必要はありません。

ただ、素直に、愛情を伝えればいいのです。

それは私たち親の特権です。


大前提として、子どもは親のことを信頼しています。

幼い子どもにとって親はすべてです。

だからこそ、怒ってしまったあとでも、抱きしめ、言葉にすれば、子どもはその愛情を受け入れてくれるのです。

このことは忘れないでください。

あなたと子どもは繋がっています。

自分の気持ちに素直に行動すること。

それだけで、怒られた子どもの心は癒されます。


あなたのご家族が幸せであることを願っています。



コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました